(2020.1.14)
いつもの参考書をポケットに
受験生に人気の参考書をスマホでも読める電子参考書サービス
『ポルト』
受験生に人気の学習管理サービス『Studyplus』を提供しているスタディプラス株式会社は、2019年9月17日に電子参考書のサブスクリプションサービス『ポルト』を新しくリリースしました。
今回はスタディプラス株式会社に訪問し、分厚い参考書を持ち歩かなくても、いつでも、どこでも参考書を利用でき勉強を身近にする新サービス『ポルト』に関して、ポルト事業部担当者より直接お話を伺いました。
―電子参考書サービス『ポルト』について教えてください。
大学受験生に人気の参考書が月額 980 円で読み放題の電子参考書サービスです。
教科や分野ごとにスマートフォンに最適なデザイン で使いやすく、学習データの蓄積・音声再生 ・ノート写真の保存など、 スマートフォンならではの利便性を提供しています。
2019年9月時点では12社全30冊の人気参考書が利用可能ですが、2020年夏には利用参考書数累計100冊を予定しています。
―アプリの特徴は、どんなところにありますか。
『ポルト』の一番の特徴は、教科や分野ごとに最適化されたデザインとなっている点です。『ポルト』には大きく四つの特徴がありますので、ご紹介します。
①教科や分野ごとにスマホ最適な文字サイズ・ページデザイン
一問一答形式のページデザインもあるほか、スプリットビューを使用し、問題文と設問を同一画面上で確認できるようになっています。
②音声の再生
英語教材などの音声書籍では、音声を確認することができます。
③学習データの記録
理解度を可視化して確認ができるため、苦手な分野を重点的に効率よく勉強できる仕様となっています。
④しおり機能・ノート写真の保存
しおり機能や、解いた問題についてのノートを撮影し保存することができるため、いつでも復習することができます。
―利用者からは、どのような反応がありましたか。
弊社が利用者に実施したアンケートでは、「どのように利用しているか」という質問に対して、「通学時などの移動中に利用している」との回答を多く頂きました。利用開始の理由としては、「スマートフォンで勉強ができるから」という回答が最も多く、次点は「持っていないが、使ってみたい参考書があったから」というものでした。利用者の要望としては、「参考書の冊数が少ないこと」が多く挙がっているため、利用できる参考書の冊数を増やしていきたいと考えています。
―『ポルト』開発の経緯を教えてください。
『ポルト』開発のきっかけは、大きく二つあります。
一つ目は、弊社代表取締役である廣瀬自身の実体験です。廣瀬は大学受験生時代に、毎日自宅から予備校まで重たい参考書を持参しながら通っていました。当時、肩こりが酷く疲労感が大きかった自身の経験より、多くの受験生が抱えるこの苦労を軽減できないかとの想いから、『ポルト』開発に着手しました。
二つ目は、弊社の学習管理サービス『Studyplus』とのシナジーが大きいと考えたためです。お陰様で『Studyplus』は、2019年9月時点で累計会員数470万人となり、大学進学を希望する高校2・3年生の2人に1人が利用するサービスとなりました。『ポルト』で勉強した時間は自動的に『Studyplus』で記録できるようになっており、多くの受験生に2つのサービスを組み合わせてご利用いただくことで、より効率的に目標達成に向けて自立的な学習を進めていただけるのではと考えたことも理由の一つです。
―学校ではどのように『ポルト』を使用すると効果的でしょうか。
目標達成に向けて意欲的に取り組む生徒様の自学自習を促す補助教材として、ご利用いただくのが効果的と考えています。『ポルト』をご利用いただくことで、例えば、学校外での勉強時に持参していなかった教科・参考書の学習をする、または、移動時間や隙間時間に要点を復習する、ということが可能となります。さらに、定額読み放題サービスのため、好きなだけ自分に合った参考書を実際に勉強してみて試すことができ、より効率的な学習をサポートすることができると考えています。
―今後の展望について、お聞かせください。
まずは2020年夏までに掲載冊数100冊を実現できるように、進めていきたいと考えています。また、現在は個人向けのみの提供となっていますが、2020年3月頃より法人向けプランも提供予定となっています。
―ありがとうございました。