ICT活用で期待ができる3つの学習方略は「情報共有・記録」「個別学習」「協働学習」です。効果的にICTを活用している学校の多くは授業だけでなく、家庭学習も含んだ学習活動全般で活用しています。知識・技能だけでなく、思考力・判断力・表現力や主体性・協働性を育みます。
情報共有・記録
教材やプリント、宿題の配付・回収をデジタルで実施する学校が増えています。また、「主体性等」を多面的・総合的に評価し、新大学入試へ対応するため、学習履歴をWEB上で記録するeポートフォリオの活用も進んでいます。
活用例
- お知らせ、プリントの配付・回収
- 授業中での教材提示
- 宿題の配付・回収
- eポートフォリオの活用
個別学習
1人1人にあった進度や内容で学習することにより、知識の着実な定着を実現します。
活用例
- 個々の学習定着度・習熟度に合わせたドリル演習型アプリの活用→苦手分野の克服
- オンライン英会話、英作文の添削アプリの活用→スピーキング力・ライティング力の向上
- 小テストの配布・実施・得点集計→教員のテスト採点等の省力化
協働学習
生徒同士・教員と生徒の双方向型の授業を実現することで、思考力・判断力・表現力や主体性・協働性を身につけることができます。
活用例
- 地域、企業、海外の人材とWEB上で交流、意見交換、共同作業など実施
- グループディスカッションで、他グループの意見・発表を電子黒板や個々のタブレットに映写、共有し、議論を深める