新型コロナウイルスの世界的な流行と、それによる大きな社会変化を受け、受験生・保護者の学校選択に対する価値観や行動もさまざまに変容しています。ニューノーマルな時代の生徒募集活動を考える時に、いかに受験生が根本的に持っている欲求や課題を洞察し、それを起点に彼らのパーセプション(入学に至るまでの認識・態度)を変化させるストーリーをいかにつくれるかがカギとなってきます。
受験生が根本的に持っている欲求や課題を洞察するには、当事者の評価を直接聞くのが最も効果的で手っ取り早い方法です。しかし、多くの学校は、自校の教育内容や生徒募集活動がどのように評価されているのかを正確に把握しないまま、情報を一方的に伝えることに終始しがちです。
「受験生・保護者は自校のブランドや教育プログラムをどう認識しているのか」
「そもそも自校のブランドや教育プログラムは、必要な人に届いているのか」
「受験生・保護者の“今の思い”をどう捉え、そこにどう応えていくのか」
過渡期の今だからこそ、これらの問いに真正面から取り組んでいく必要があります。
当然ながら、私立中学への入学を検討する際に、受験生は数多くの学校から1つの学校を選択しています。そこには、「選ばれた学校」と「選ばれなかった学校」が常に存在することになります。ではその差はどこからきているのでしょうか。
入学者の保護者と、非入学者の保護者にアンケートを実施することにより、貴校が選ばれた、または選ばれなかった理由の追求や、プロモーションの成功・失敗要因が明らかになります。つまり「なぜ、自校を選ばなかったか?」から”弱み”を、「なぜ、最終的に自校を選んだのか?」から”強み”を分析することで、「入学につながるカギ」を見つけることができます。
特に、明確な募集広報の課題であるにもかかわらず、非入学となった要因を細分化し、生徒募集活動に生かせている学校はあまり多くありません。出願・入学に至る可能性があったにもかかわらず取りこぼした層がどの程度いたのかを正確に把握し、その理由にアプローチすることが受験者数・入学者数アップの近道です。
2021年度入試に向けた生徒募集活動は、オンラインイベントの開催がスタンダードとなりました。受験生・保護者の学校選択行動は多様化し、例年とは全く異なる動きを見せています。しかし、この動きは今年単年のものではなく、今後も定着することが予想されます。
「生徒募集活動のオンライン化元年」の受験生・保護者が、どの時期にどのような行動をとっていたのかを認識することで、2021年度入試以降の生徒募集活動を戦略的に進めることができます。
(1)アンケート設計
貴校のご担当の先生と打ち合わせをし、質問項目を決めていきます。
〈質問内容の例〉
(2)アンケート実施&回収・入力・集計
アンケートの実施方法は、調査票(紙)またはWEBアンケートの2パターンです。
アンケートの内容が固まり次第、弊社にて調査票(紙)またはWEBアンケートを設計します。
〈調査票(紙)の場合〉
〈WEBアンケートの場合〉
(3)分析・ご報告
弊社にて、アンケート結果の入力・集計を行います。
調査結果を分析し、報告書を作成して、結果をご報告いたします。
動画(YouTube)