データを活用した教育成果向上施策立案(IR-Institutional Research-)支援

経験や勘ではなくエビデンスをもって
自校における学力向上の「肝」を明確にするために
データを有効活用していきましょう。
コアネット教育総合研究所 横浜研究室 室長 福本雅俊

旧来型の指導スタイルからの脱却を目指す

社会状況の変化に伴い、教育が目指すべき方向性もまた変化が求められています。大学進学の重要性に変わりはありませんが、その大学受験に向けたプロセスにおけるアプローチは変えていかなければなりません。「徹底的に補習・講習を行い、大量の課題を課し、分かるまで教える」というアプローチによって生徒を合格に導いていく、というスタイルは、もはや今の社会状況、ひいては今後訪れるであろう社会状況に照らしたときに、望ましいものではなくなってきているのではないでしょうか。

教育成果向上のためのレバレッジポイントを探る

弊社がこれまで実施してきた各種調査、データ分析によっても、教育成果のひとつである成績と学習時間にはまったく相関がないことが分かっています。

では、何が教育成果に影響を与えているのか?
 ―学習の量ではなく質が重要である
 ―学習の時間ではなく効率が重要である

私たちは、ここでいう「質」や「効率」も「結果変数」であり、それに影響を与える、さらに根本的な「因子」が存在していると考えています。
そして、その「因子」には、ある程度の一般性はあったとしても、私たちの経験上、各学校によって特徴的なものが浮かび上がってくるケースが多くあります。つまり、必ずしも絶対的一般解があるわけではなく、各学校によって教育成果向上のためのレバレッジポイントは異なるということです。

これから目指していきたい指導スタイル

旧来型の指導スタイルから脱却し目指していくべき方向性は、「徹底的に学習をさせて、できるまでやらせる」というものではなく、「生徒がすすんで学習に取り組むように介入し成果をあげていく」というものだと私たちは考えています。なぜなら、生徒の「すすんで学習に取り組む姿勢」を育成することは、生涯学び続けることが求められるこれからの社会において不可欠なことであり、この姿勢の育成と学力向上という成果の二兎を追っていくということが、これから目指すべき教育のあり方だと思うからです。その実現のために、自校における教育成果向上のためのレバレッジポイントを把握することが必須になります。

手元にある情報・データをフル活用する

自校におけるレバレッジポイントを認識するためには、学内にある豊富な情報やデータをフル活用することが効果的です。何がレバレッジポイントなのか仮説を組み立てたうえでデータを分析していくことによって、自校の生徒の「学びに向かう姿勢を育成するためのポイント」「学力向上のためのポイント」が明らかになります。
ただ、これを実施するにあたってのデータ収集、分析、考察にかかる時間と労力は膨大です。かつ、仮説構築と理論構築の段階においては、ある程度、学術的観点からの考察が必要にもなります。
先生方がお持ちの実績・経験をベースにしながら、私たちが作業面(手間)と内容面(専門知識)を支援させていただくことで、先生方の学校における教育成果の向上に寄与していきます。

<活用するデータの一例>
<データを活用したマネジメント(IR)活動のイメージ>