ICT導入による授業のAL化

ICTは、アクティブ・ラーニングを支えるインフラであり、
子どもの可能性を拓く「新しい文具」です。

アクティブ・ラーニングで、社会や大学の変化に対応できる生徒を育てる

現代社会は、グローバル化や高度情報化が進み、社会から求められる人材が変化しています。様々な知識・技能はもちろん、それをいかに活用できるかが問われています。そのような社会の変化に合わせて、大学入試改革の検討が進んでいます。これまでの知識を問う試験から、思考力・判断力・表現力といった知識活用力や、主体性・多様性・協働性まで問われる試験に変わると言われています。
そういった社会や大学入試の変化に対応できる力を生徒に身につけさせるためには、今までの教え方、学び方も変えていく必要があります。それはいわゆる「知識伝達型」の授業から、課題研究やPBL、ディスカッション、プレゼンテーションなど、生徒が能動的に学習する「アクティブ・ラーニング」化することにほかなりません。

ICT導入による授業のAL化 資料(1)

 

ICT活用で、学習活動の効率化や高次のアクティブ・ラーニングが可能

たとえば、プレゼンテーションを行う際、画像や動画を使用することで、聞き手によりわかりやすく伝えることができます。また、ある問題を提示したとき、時間の関係上特定の生徒の回答だけしか確認できないところを、ICTを用いてその場ですぐに全員の回答がわかるようにすることもできます。他にも、ICTを活用することで、家庭学習で講義の動画を確認し、授業ではディスカッションやプレゼンテーションを行うという「反転授業」も可能です。
このように、ICTを活用することで、学習活動の効率化やアクティブ・ラーニングのさらなる充実を図ることができます。

ICT導入による授業のAL化 資料(2)

 

「教具」としてのICTから、「文具」としてのICTを実現する

授業における活用は、教員が使うものから生徒が使うものへと変化してきています。
それは、知識活用力のような新しい学力を身につけることが求められているためです。電子黒板のように、視覚的にわかりやすくしたり、教員が黒板を書く時間を省いたりすることは、より深く効率的な知識伝達を実現しますが、それだけでは新しい学力の育成にはつながりません。これからは生徒一人ひとりがタブレット端末を所有し、自分の意見を述べたり、調べ学習を行ったりするアクティブ・ラーニングを通じて、知識活用力のような新しい学力を育てていくことが重要です。
私たちは、このような考えのもと学校現場におけるICTの導入や活用を支援し、アクティブ・ラーニングの推進を後押ししていきます。

ICT導入による授業のAL化 資料(3)