「主体的学びを考えるシンポジウム」ダイジェストVOL.2 ー東京電機大学中学校・高等学校ー

  • ー 東京電機大学中学校・高等学校 ー
    松永 航平 先生 【国語科】

    東京電機大学中学校・高等学校 松永航平先生

    「エッセンスシート」を活用して、国語の学習方略を獲得する

    2020年度に設立した「主体的学びを科学する研究会」。設立初年度から共同研究者として活動に参加をしてくださった松永先生のご実践を紹介します。

    国語の学習は何をすればよいのか分からない、国語はなんとなくできたりできなかったりする教科だという捉え方が生徒の中に根強く見られたそうです。その結果、学習が場当たり的になり、結果的に定期考査や授業と模試成績や大学入試結果が連動しないというところに問題意識があったといいます。こうした曖昧な国語の学習に対する捉え方を転換し、再現可能な学習へ導くために、学び方を自覚的に言語化させる必要を感じ、本実践に取り組まれました。

    研究会参加歴
    参加年度 ポスタータイトル
    2022 国語の学習観の転換と授業外学習習慣改善の関係性
    2023 国語の学習にかかわるメタ認知と相互の方略の獲得
    2024 「エッセンスシート」を用いた国語の学習観にかかわる考察

    実践のポイント

    〈重要概念を明確にする〉
    キーワードを抽出する
    〈概念同士を関係づける〉
    学習内容を構造化する
    〈自分の言葉で再構成する〉
    次の学習へ接続する

    主体的な学びを育てるために

    エッセンスシートを用い、授業で扱った要点をキーワードとして抽出し、相互の関係を整理して構造化させています。さらに自分の言葉で言い換え、次に生かす視点を書かせることで、振り返りを感想から思考の整理へと高めることを目指されました。また、エッセンスシートを生徒同士が参照し合える仕組みを構築して、他者のシートを参考にすることで自分自身のシートを相対化する工夫も取り入れられています。まだまだ改善の必要性を感じているとのことですが、この取り組みを土台とした、さらなるブラッシュアップが楽しみです。

    本シンポジウムでは、こうした実践の成果と課題をもとに、「主体的な学ぶ力」を授業の中でどのように育てていくのかを、参加者のみなさんと一緒に考えていきます。当日は、第1部パネルディスカッションに松永先生が登壇します! 当日の議論にもぜひご注目ください。

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    主体的学びを考えるシンポジウム 概要
    開催日:2026年3月7日(土)13:00~17:00
    会場:田園調布学園中等部・高等部
    費用:無料
    参加対象:私立、公立学校の先生方、大学院生、大学生 
    ※大学の先生、教育委員会などの方もご参加可能です。
    内容:現役教員と研究者によるパネルディスカッションと実践発表

    イベント詳細

    主体的学びを科学する研究会の取り組みが書籍化します!

    この度、主体的学びを科学する研究会の取り組みの理論と実践をまとめた『自己調整学習はじめの一歩 -中学校・高校での授業づくりのヒント』(東洋館出版社)の書籍化が決定しました。
    「主体的学びを考えるシンポジウム」の会場でも販売予定ですので、ぜひ奮ってご参加ください。

    自己調整学習はじめの一歩