

2020年度に設立した「主体的学びを科学する研究会」。設立初年度から共同研究者として活動に参加をしてくださった松永先生のご実践を紹介します。
国語の学習は何をすればよいのか分からない、国語はなんとなくできたりできなかったりする教科だという捉え方が生徒の中に根強く見られたそうです。その結果、学習が場当たり的になり、結果的に定期考査や授業と模試成績や大学入試結果が連動しないというところに問題意識があったといいます。こうした曖昧な国語の学習に対する捉え方を転換し、再現可能な学習へ導くために、学び方を自覚的に言語化させる必要を感じ、本実践に取り組まれました。
| 参加年度 | ポスタータイトル |
|---|---|
| 2022 | 国語の学習観の転換と授業外学習習慣改善の関係性 |
| 2023 | 国語の学習にかかわるメタ認知と相互の方略の獲得 |
| 2024 | 「エッセンスシート」を用いた国語の学習観にかかわる考察 |
主体的な学びを育てるために
エッセンスシートを用い、授業で扱った要点をキーワードとして抽出し、相互の関係を整理して構造化させています。さらに自分の言葉で言い換え、次に生かす視点を書かせることで、振り返りを感想から思考の整理へと高めることを目指されました。また、エッセンスシートを生徒同士が参照し合える仕組みを構築して、他者のシートを参考にすることで自分自身のシートを相対化する工夫も取り入れられています。まだまだ改善の必要性を感じているとのことですが、この取り組みを土台とした、さらなるブラッシュアップが楽しみです。
本シンポジウムでは、こうした実践の成果と課題をもとに、「主体的な学ぶ力」を授業の中でどのように育てていくのかを、参加者のみなさんと一緒に考えていきます。当日は、第1部パネルディスカッションに松永先生が登壇します! 当日の議論にもぜひご注目ください。
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