ジェネラルな力を育てるだけが、グローバル人材育成ではない!
2017年度第1回目の東京開催・定例セミナーは、教育と社会、家庭の接続・連携に関する研究がご専門の東京大学大学院教育学研究科教授本田由紀氏にご登壇いただきます。
「グローバル化の進展に伴い、日本では『グローバル人材の育成』が目指されていますが、むしろ逆行して日本はどんどんガラパゴス化している」と本田氏は話されます。
日本社会がこれから世界に開かれていくために、求められることとは何なのか。
国内外でしっかりと生きてゆける若者を育てるために、中高の教育現場では どのようなことに取り組む必要があるのか。
各種調査データに基づきながら、独自の視点でお話しいただきます。
日程:2017年5月23日(火)
時間:18:30~20:30
場所:アビタス新宿(新宿駅 徒歩3分, 新宿マインズタワー内)
講師:本田 由紀 氏(東京大学大学院教育学研究科 教授/日本学術会議 会員)
参加費:10,800円/お一人様(税込)※
※私学マネジメント協会の会員校の場合は3名様まで無料となります。受付にてパスカードをご提示ください。
徳島県生まれ、香川県育ち。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。日本労働研究機構研究員、東京大学社会科学研究所助教授等を経て、2008 年より現職。専門は教育社会学。教育・仕事・家族という3つの社会領域間の関係に関する実証研究を主として行う。特に、教育から仕事への移行をめぐる変化について指摘と発言を積極的に行っている。主な著書に、『若者と仕事』(東京大学出版会)、『多元化する「能力」と日本社会』(NTT出版、第6回大佛次郎論壇賞奨励賞)、『「家庭教育」の隘路』(勁草書房)、『軋む社会』(河出文庫)、『教育の職業的意義』(ちくま新書)、『学校の「空気」』(岩波書店)、『社会を結びなおす』(岩波ブックレット)、『もじれる社会』(ちくま新書)、『「ニート」って言うな!』(共著、光文社新書)、『労働再審1 転換期の労働と〈能力〉』(編著、大月書店)、『現代社会論』(編著、有斐閣)、『岩波新書で「戦後」をよむ』(共著、岩波新書)ほか。
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