SMA会員誌『FORWARD』No.79を発行しました

  • 私学マネジメント協会 会員誌

    FORWARD No.79

    私立学校における人材戦略の方向性

    FORWARD No.79
    (2023年4月発行)

    《FORWARD No.79 コンテンツ》

    Focus  私立学校における人材戦略の方向性

    人的資本の開示が国際的な流れになっている中で、日本でも人的資本の情報開示が一部義務化されることが決定した。政府は2023年3月より大手企業4,000社を対象に、2023年3月期決算以降の有価証券報告書に社員満足度や人材投資額などの「人的資本」に関わる情報を記載するよう要求しているが、今後この流れは一層加速していくことが予測される。本稿では、学校経営、教員採用活動や人材育成等の人事業務を担う教職員の方向けとして、企業経営において必須の動きとなってきている人的資本経営の解説に加え、その考え方を学校経営に当てはめた際に取り入れるべき視点について考察していく。

    未来を創る注目の大学Selection  一橋大学 SDS学部・研究科

     一橋大学は、わが国の社会科学研究をリードするとともに、少人数のゼミナール制度を中心とする密度の高い教育により、幾多の優れた人材を育成してきました。2023年4月、新たにソーシャル・データサイエンス学部・研究科を開設し、教育研究分野をさらに拡充しており、社会の改善に資する真の実学を通して、世界及び日本の政治経済社会に貢献し、社会科学における世界最高水準の教育研究拠点となることを目指しています。
     キャンパスは文教都市の国立市に所在し、歴史の重みを感じさせる兼松講堂などの建物と近代的な作りの校舎が共存する緑豊かなキャンパスの中で学ぶことができます。
     今回は新設されるソーシャル・データサイエンス学部学部長の渡部先生に取材しました。 

    New Education Topics  大阪国際中学校高等学校

    大阪国際中学校高等学校(以下大阪国際中高)は、学校法人大阪国際学園が運営する大阪国際滝井高等学校(女子校、以下滝井高校)と大阪国際大和田中学校高等学校(共学校、以下大和田中高)が発展的に統合し、2022年4月に開校した男女共学の中高一貫校です。大阪府内では唯一の一条校としての国際バカロレア英語ディプロマ認定校となり、「世界へ、私たちの輝きを。」をキャッチフレーズに、生徒一人ひとりの個性と志で世界を輝かせる未来を目指しています。工夫を凝らした真新しい校舎は「知と体験のフィールド」。大阪国際学園の建学の精神「全人教育」の下、両校の伝統を継承して新時代を生き抜く人間を育成していきます。30年間の三菱UFJ銀行勤務を経て、大阪国際滝井高等学校副校長、校長を歴任し、大阪国際中学校高等学校の初代校長に就任した松下寛伸先生に、同校が掲げる4つの教育の特色「人間をみがく」「国際感覚をみがく」「創造力・表現力をみがく」「個を支える」について、お話を伺いました。

    Catch Eye  「やる気」に頼らず、主体的に学習できる環境をつくる

    勉強をしたい時間帯を設定し、同じ時間帯を選択したほかのユーザーとWeb上でつながりながら、机に向かうことを習慣化させる。さらに目標の出席回数を達成すると換金できるポイント制があるなど、主体的に学習できる環境づくりをサポートするサービス、オンライン自習室「Herazika」(ヘラズィカ)。
    開発を手掛けている株式会社Herazika(ヘラズィカ)の森山様にお話をうかがいました。

    Article  教師が学び合う学校組織(1)

    第一回 「教師が学び合う学校組織」を支える教師の学びの理論
    「教師が学び合う学校組織」を考えるにあたり、その基盤となる部分についてご紹介をいたします。具体的には、本テーマの背景として、「教師が学び合う学校組織」がこれまで以上に重要になっている状況、そして、教師の学びそのものについて解説をしたいと思います。より良い学び合いを展開していくには、教師の学びを踏まえて進めていくことが重要になります。そのために、教師の専門性とはどのようなものなのか、教師の学びに関連する学習理論にはどのようなものがあるのか、様々な先行研究や理論をご紹介したいと思っております。
    (横浜国立大学教職大学院 准教授 脇本健弘)

    Seminar Report  2022年度1月開催私学マネジメント定例セミナー

    ドラマ「ファーストペンギン!」の主人公モデルの坪内知佳氏が伝える!
    「発想を変え、新しいことに 挑戦するためには」

     2022年度1月開催の私学マネジメント定例セミナーは、株式会社GHIBLI代表取締役の坪内知佳氏にご登壇いただきます。
     山口県萩市大島は漁船が船団を組み漁を行う、まき網漁が主幹産業。しかし、燃料の高騰や漁獲量の減少、取引値の低迷のため、衰退の一途をたどっていました。そんな現状に風穴を開けたのが坪内氏でした。それまで全く知見のなかった漁業の世界へ飛び込み、漁業者の自家出荷を実現し、水産の6次産業化による地方創生に取り組んでいます。 
     今回の講演では、坪内氏がどのように発想を変え、新しいことに挑戦されたのかについて、ご自身のご経験談とともにご紹介いただきます。
    坪内 知佳氏(株式会社GHIBLI代表取締役)

    マネジメント日和  主体性をいかす新時代のマネジメント
    会員誌『FORWARD』については私学マネジメント協会へお問い合わせください。
    私学マネジメント協会

    会員誌『FORWARD』とは

    私学マネジメント協会では、私学経営という視点に特化して編集した会員誌『FORWARD』を年6回発行しています。
    私学が直面する課題やニーズに対応したテーマを設定し、学校経営に役立つ情報を厳選してお届けします。

    ●主なコンテンツ●


    Focus (特集記事)
    コアネット教育総合研究所の研究員が、私学経営における課題やニーズに対応したテーマについて、独自の視点で論述します。

    未来を創る注目の大学Selection
    最新の教育や新しい取り組みをしている大学・学部を取材し、大学教育の「いま」をお届けします。

    New Education Topics
    先進的な教育や新しい取り組みをしている会員校を取材し、自校の取り組みにおいて参考になる内容をご紹介します。

    Catch Eye
    教育に関する最新トレンドを発信している企業・団体を取材し、新しい視点をお伝えします。

    Article
    注目されている教育内容について、教育専門家による学術論文を掲載しています。

    Seminar Report
    年度中に開催している私学マネジメント定例セミナーや、私学経営セミナーの講演内容をお伝えします。

    学校マネジメント日和
    コアネット教育総合研究所所長 松原による、学校マネジメントに関するコラム記事です。

     


     

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    詳しくは私学マネジメント協会までお問い合わせください。