校風調査とは
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はじめに
『私立中学校の校風調査』は、自校がマーケットから持たれている「イメージ」や、受験生保護者の「学校選択の基準」などがわかる【現状分析ツール】です。この調査では、校風をステークホルダーがもつ印象(イメージ)と、「学校に対する印象・認識」や「私学全般に求めるニーズ」などを分析することにより、今後の募集広報戦略策定の参考になるデータを得ることができます。
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校風の理解
近年の中学受験率の低下により、受験生の志望校選択は変化してきています。
併願で受験する学校数は減っているため、今まで以上に第一志望層の受験生を集めることが重要になってきています。 -
当然のことながら、第一志望校を選ぶ際に、受験生・保護者は「進学実績」だけを見て判断している訳ではありません。自分の子どもが学校と合うか、つまり子どもと「学校の校風」が合うかどうかも見られています。その際に重要になるのが、自校が持ってもらいたい校風イメージと、 外部から持たれている自校の校風イメージを把握することです。
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この調査では、校風をステークホルダーがもつ印象(イメージ)とし、「学校に対する印象・認識」や「私学全般に求めるニーズ」などを分析することにより、今後の広報募集戦略策定の参考になるデータを得ることができます。
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3つのポイント
1)マーケットニーズを踏まえて、顧客視点での募集活動へ
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校風調査の項目は全部で31項目。この31項目の調査から「学校選択で重視する項目(順位)」と「自校が持たれている印象項目(順位)」がわかります。
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自校が持たれている印象とマーケットニーズはどれだけマッチしているのか、また差異があるのはどの項目なのか、競合校との差異は何なのか。
マーケットにおける自校のポジションを考える際の参考にできます。 -
2)学習塾からの情報発信をコントロール
多くの受験生は、学校に関する情報を学習塾から得ています。つまり、学習塾が受験生に提供する自校情報をコントロールする必要があります。
この調査では日能研の各室長にも保護者と同じアンケートを実施するので、日能研室長が持っている自校の印象や認知度も知ることができます。
学習塾に訪問した際に効果的なアピールをすることができます。
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3)16エリア別の戦略的な広報活動へ
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調査結果は回答者の居住地ごとに分析。
1都3県を16地域に分割し、地域ごとの学校の認知度がわかります。 -
また回答者の偏差値別にも分析が可能。貴校が属する偏差値帯における、地域別の認知度も知ることができます。
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エリアに合わせた戦略的な広報活動ができるようになります。
活用事例
全教職員で 調査結果を共有! |
校風調査の結果をもとに、教職員対象の情報共有会や研修会を実施することができます。一部の先生方だけではなく、学校全体で現状とその問題点・課題点を共有することで、組織全体の共通言語と方向性を統一することができます。 |
調査範囲を広げて 詳しく調査! |
貴校の生徒への同調査の実施や、教員からの回答数を増加させることにより、より多角的に自校の校風を認識することができます。生徒からの回答は、学校の直接的な「顧客」からの声。印象ではなく実状がわかります。 ※教員への調査は5名までです(調査費用に含まれています)。 |
生徒募集活動に反映 安定的な募集へ! |
調査はあくまで現状認識。現状をもとにビジョンを描き、戦略を練り、それを実行しなければ意味がありません。ビジョンの再構築ワークショップや各種戦略策定などもお手伝いすることができます。 |