
進学機会・学力・将来像の3つの仮説から考える
日本女子大学が2029年4月に「理工学部(仮称)」を開設する構想を発表するなど、女子大学の理工・情報系学部の新設や、理工系分野で女子枠の導入が相次いでいる。一方、進学の選択肢を広げれば、女子の理工系進学は実際に広がるのかどうかは疑問が残る。本レポートでは女子の理系進学を阻む要因について、①女子が理工系を選ぶための進学の選択肢が少ない、②女子の理工系進学が少ないのは、理数系科目の学力差によるもの、③理系で学んだ先の将来像が見えにくい、という3つの仮説を設定し、統計・政策資料と近年の支援事例から検討する。
INSIGHT
女子生徒が理系を自分の進路として選び、その先の学びや将来を描くために、学校は何ができるか
DATA
EDITOR’S NOTE
理科の授業で、女子生徒が実験結果を熱心に確かめている。その姿を見るとき、「この生徒は、理系で学ぶ自分の将来を思い描けているだろうか」という視点も持ちたいと思います。興味を持った先に、大学での学びや仕事との出会いがあれば、進路の見え方も変わるかもしれません。
生徒が理系を「自分にも選べる進路」として考えられるように、私たちコアネット教育総合研究所も、学校ごとの授業や進路指導に沿って考えていきたいと思います。