私学マネジメント協会 会員誌
FORWARD No.81
教科学習を中心に据えた学校教育デザイン
《FORWARD No.81 コンテンツ》
学校教育は転換期を迎えている。生徒に身につけさせるべき「学力要素」は、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学びに向かう態度」として学習指導要領にも定義されている。変化の激しい社会において、そのなかでも最も重要であり、かつ身につけさせていくことが難しいのが「主体的に学びに向かう態度」であろう。本稿では、教科学習・授業を中心として、「主体的に学びに向かう態度」をどのように育成していくべきなのかについて考えていきたい。
今回訪れた立教大学スポーツウエルネス学部は、立教大学で第11番目の学部として、そして新座キャンパスとしては第4番目の学部として、この春に創設されました。スポーツ“科学” 部という名称は、よくあるように思いますが、スポーツ“ウエルネス” という学部名は、おそらく初めてではないでしょうか。「すべての人の生きる歓びのために」をテーマとして、さまざまな視点から「スポーツ」にアプローチし、「ウエルネス」を多角的に探究する―これまでの学問領域になかったような新しい学びができそうな印象を持ち、取材を申し込みました。
日本プロテスタント発祥の聖地である横浜の山手の丘に位置し、長年にわたってキリスト教の「愛と誠」の建学の精神に基づく女子教育を行なっている横浜女学院中学校高等学校(以下、横浜女学院)。社会貢献を使命とする生き方が求められる中、この不透明で激動する世界に生きていく力を身につけるため、今年度から生徒のみならず教職員も対象とした「6領域12のコンピテンシー」を設定しました。自分は愛されている存在だと絶対的に信じ続ける「自己受容力」をもち、自らを見つめ、行動し、向上していくための指針として、さまざまなチャレンジに取り組んでいます。また、同校では以前からESD(持続可能な開発のための教育)を導入し、身近な地域から世界の諸問題に自分ごととして向き合い、「自発的にテーマを決め、自律的に学び続ける」探究活動に繋げています。教頭・広報部長の佐々木準先生(保健体育科)と、「6領域12のコンピテンシー」策定委員会を主導した教務部長・進路指導部長の鈴木俊典先生(社会科)にお話を伺いました。
変化が激しく予測が困難な社会で必要な能力育成を狙い、高等学校では、2022 年度より探究活動(総合的な探究の時間)が必修になった。それに伴って、探究の学びの一貫としてアントレプレナーシップ教育というものが学校から注目されている。そこで、起業当初よりこの分野の教育に取り組み、学校や自治体に導入実績のあるタクトピア株式会社の長井悠代表取締役に、高校でのアントレプレナーシップ教育についてお話を伺った。
第3回 チームで行うメンタリング
第2回までは主に一対一で若手教師をどのように育てていくのかということがテーマでした。
第3回では、チームで行うメンタリングを紹介します。
(横浜国立大学教職大学院 准教授 脇本健弘)
会員誌『FORWARD』とは
私学マネジメント協会では、私学経営という視点に特化して編集した会員誌『FORWARD』を年6回発行しています。
私学が直面する課題やニーズに対応したテーマを設定し、学校経営に役立つ情報を厳選してお届けします。
●主なコンテンツ●
Focus (特集記事)
コアネット教育総合研究所の研究員が、私学経営における課題やニーズに対応したテーマについて、独自の視点で論述します。
未来を創る注目の大学Selection
最新の教育や新しい取り組みをしている大学・学部を取材し、大学教育の「いま」をお届けします。
New Education Topics
先進的な教育や新しい取り組みをしている会員校を取材し、自校の取り組みにおいて参考になる内容をご紹介します。
Catch Eye
教育に関する最新トレンドを発信している企業・団体を取材し、新しい視点をお伝えします。
Article
注目されている教育内容について、教育専門家による学術論文を掲載しています。
Seminar Report
年度中に開催している私学マネジメント定例セミナーや、私学経営セミナーの講演内容をお伝えします。
学校マネジメント日和
コアネット教育総合研究所所長 松原による、学校マネジメントに関するコラム記事です。
バックナンバーはお一人様1回限り、無料でお届けします。
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