プログラミング教育 実態調査アンケート

  • プログラミング教育 実践に向けた最大のハードルは「教員のスキル」
    プログラミング教育 実態調査アンケートの結果を公表

     

    コアネット教育総合研究所では、近年注目の高まるプログラミング教育について実態を把握すべく、全国の私立中高一貫校を対象にアンケート調査を行いました。調査の中では、実施の有無や、学校が実感しているプログラミング教育の成果、具体的な教材や、保護者負担額など幅広い問いを設けました。調査結果の一部を以下に抜粋します。

    現在の実施率は約60%
    プログラミング教育は「様子見」の学校も多い

    (中)社会におけるコンピュータの役割や影響を理解するとともに、簡単なプログラムを作成できるようにすること。
    (高)コンピュータの働きを科学的に理解するとともに、実際の問題解決にコンピュータを活用できるようにすること。
    (H28.6.16 小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議より)
    →この内容について「行っている」と答えた学校が約60%であった

    最大のハードルは「教員のスキル不足」

    →実施していない学校に対し、その要因を聞いたところ(複数回答可)、「教員のスキル不足」を半数以上の学校が挙げる結果となった。

    実施校が「身についた力」として実感しているのは“論理的思考力”

    →各項目のうち、身についた力と感じるものを順に3つ選んでもらい、1位を3ポイント、2位を2ポイント、3位を1ポイントとして集計した。
    →「プログラミングの知識・技能」以上に、「論理的思考力」の方が強く、身についた力として実感されている。

    今回のアンケート調査の概要

    調査名 プログラミング教育の現状に関する調査
    調査対象 全国の私立中高一貫校(721校)
    調査方法 アンケート用紙を郵送し、FAXによる回答提出
    調査時期 2017年12月
    有効回答数 166件

    本件に関するお問い合わせ先

    コアネット教育総合研究所 プログラミング教育担当:川畑/中村
    TEL 045-914-3005 FAX 045-914-3015

    (2018.03)